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土佐酒の蔵元

菊水酒造 合資会社

-きくすいしゅぞう-

菊水酒造 合資会社

「菊水(きくすい)は知らぬものなき土佐の味」と多くの愛飲家を魅了する「菊水」。その醸造元は、(近代日本の巨人であり)三菱グループの創始者岩崎弥太郎を始め、数多くの偉人を生み、白壁の古い町並みと史跡が数多く残る、歴史と文化の薫り高い安芸(あき)市の中心部にある。

人々の長寿を祈念し命名

古くは町の大豪商として繁栄をなした風格を色濃く写し出している蔵である。名酒「菊水」の名は、高貴に美しく花咲く菊花より滴り落ちる雫”菊水”を飲み、 ”不老長寿”を得たという故事にちなんでおり、また愛用する人々の長寿を祈念し、命名された。

四国山脈に端を発する伏流水は、菊水醸造場の地中深く掘られた井戸に豊かに湧き出ており、この菊水の如き清らかで純粋な天然水を仕込み水として使用している。

品質至上主義

「菊水」はあくまで品質至上主義。普通酒の仕込みもタンクの周りに冷水の通るジャケット着せ、温度管理を徹底させるなど、吟醸酒同様細かい配慮のもと製造されており、どの酒も高品質の味わいを追求している。酒はその蔵の全てを語る、といっても過言ではない。菊水酒造の醸し出す酒の中には、酒造りに対する偉大なる風格と憧れ、そしてロマンが息づいている。それはそのまま菊水酒造の”企業”としての信念である。

竜馬の心情も偲ばれる

幕末動乱の時代、回天偉業達成の宗主、幕末の志士、坂本龍馬の作歌とされる「酔中作」の中で、竜馬は「胆を開いた」のはただただ酒であったと歌った。酒を愛し、苦難の日々の中、一瞬のやすらぎに酒を友とし魂を慰めた竜馬の心情が偲ばれる。酒の中にいろんな情が秘められている。なにものをも包み込むような懐の深さや、優しさ、憧れ…。こんな酒の心を「菊水」に感じていただきたい。

アクセス

●住所/高知県安芸市本町4-6-25
●電話/0887-35-3501
●創業/江戸初期
●主な出荷先/高知県・全国
●主な製造銘柄/菊水・龍馬

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